何度見ても意味が分からない不思議な映画「2001年宇宙の旅」

新作映画で是非観たい映画が「はやぶさ 遥かなる帰還」です。前評判通り大ヒット公開中だそうです。地球から3億キロ先にある小惑星から岩石サンプルを持ち帰る目的で、世界初の高難度ミッションに挑戦した小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトチームの「絶対にあきらめない」執念、日本人の技術力やチームワーク、そして遠い宇宙で孤独に航行する「はやぶさ」との強い絆をテーマにしたノンフィクション映画です。昨今色々な事で自信を失っている日本人を励ましてくれる映画だと思います。

私は宇宙映画が好きで特にノンフィクション映画は迫力が作り話とは違います。1995年に上映されたアメリカ映画の「アポロ13」は事故が発生してから、奇跡の生還を果たすまで息をつく事を忘れるほど緊張の連続でした。この映画でもアポロ13の乗組員と地上スタッフ達とのチームワークや絆がテーマになっています。映像技術もすばらしいですが、やはり人間模様が観る人を力強く映画に引き込んで、感動を与えます。

また同じ宇宙映画でフィクションですが、妙に感動させられる映画が「2001年宇宙の旅」です。人間性は全く感じないストーリーも淡々として、1968年に公開されたのに映像技術はすばらしいのですが、テーマがさっぱりわからないので何度も観るのです。すると段々印象が深くなって、この映画の特にラストシーンが胸の奥に染み込んでしまった様な感覚がします。製作者のキューブリック監督が「この映画のテーマが一度観ただけでわかってしまったら、私の意図は失敗した事になる」と言った意味がわかります。でも私は(たぶん多くの人々が同じと思いますが)まだどの映画が何を言いたいのかわからないのです。それでも歴史に残るSF映画と言われています。

私はこの映画が2番目に好きです。そしてその意味不明だが心に残るラストシーンと同じ様な感覚がする、映画に出会いました。2001年に公開されたスチィーブンスピルバーグ監督の「A.I.]です。同じSF映画ですが宇宙ではなく地球上での未来ロボットのお話です。ロボットなのに親子愛がテーマの異色映画です。この映画のラストシーンを観ると、何故か全く関連性が無いはずなのに「2001年宇宙の旅」を連想してしまうのです。雰囲気や匂いの様なもの感じるのです。何か根拠があるかと思いネットで検索してみました。

実はこの「A.I.」は元々スタンリーキューブリック監督の企画だったものをキューブリック監督の死後スティーブンスピルバーグ監督が受け継いだ映画だったのです。そもそもキューブリック監督はスピルバーク氏に監督を任せ自身は製作に回る予定だったらしいのです。不思議なことに私の様な素人でも映画の奥の形の無い製作する側の何かが伝わってくるのです。映画は本当にすばらしい文化だと思います。

そして私の1番好きな映画はやはりスピルバーグ氏が総指揮を執った「バックトゥザフューチャー」です。理屈抜きに観る人を楽しませてくれる娯楽映画が大好きです。このシリーズを妻と深夜まで何度も繰り返し観た楽しかった思い出は忘れられません。

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